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​セコニック

​スピードマスターL-858D

​スポット測光機能(受光角1°)を搭載し、

閃光時間の測定、ストロボの遠隔操作など、

あらゆる撮影現場で活躍できるセコニック社の

フラグシップ露出計です。

形状は旧型のL-758Dとほぼ変わりありませんが、

液晶がタッチパネルになったことで、

表示できる情報量が多くなっています。

 

発売年は2017年と6年以上*経過していますが、

ファームウェア更新で使いやすさも向上し、

今なお、光を読み解く最強のツールです。

* 2023年9月現在​​

01 外観

​機能に特化したボディ

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スポット測光の覗く鏡筒があることにより、本体はゴツくなっています。

携帯性より機能に特化した多機能露出計。

L-858Dと同位機種にあたる旧型L-758Dと筐体の大きさはほぼ同じですが、L-758Dではこれまでダイヤルにて設定値を変更していた

ものが、L-858Dになってからは液晶タッチパネルで操作するようになりました。これによりボタン類が省略されシンプルに。

物理ボタンがあるのは、[電源ボタン]・[測定値ボタン]・[メモリーボタン]、[メニューボタン]の4つしかありません。

これを改良と呼ぶべきか、改悪と呼ぶべきかは人によってバラバラですが、これまでL-758D以前のモデルを使っていた人からすると

物理ボタンの方が操作がしやすいといった声もあるそうです。車のエアコンパネルがタッチ式かボタン式か、と同じですね。

咄嗟の操作することを考えると、物理ボタンが確実なので私は物理ボタン派です。

液晶タッチパネルの操作については後述しますが、慣れればそこまで悪くはないです。

本体を持った時は、親指もしくは人差し指の位置に自然と測定/メモリーボタンが来るので違和感はありません。

重量についても、電池を入れた状態で約300gしかないのでの全く気になりません。

気になる点は、やはり大きさでしょうか。

普段はお仕事用に使う露出計なので、大きさはあまり気になりませんが、スナップ撮影などの手頃に撮影を楽しみたい時は

不向きな露出計だと思います。「カメラ本体より露出計の方が大きくなってしまう」なんてありそうです。

*携帯性を重視したいのであれば、L-478DやL-308Xが適任です。

光球の首が270度回転するので、測定したい面が液晶と反対側でも画面を確認しながらでも測定ができます。

注意しないといけないのは、首の内部には配線があるので、無限に回転し続けることはできません。

メーカーの人曰く、受光部をグルグル回して捥(も)いでしまった故障品が頻繁に修理センターに届くそうです。

受光部のギザギザした部分を回すと、光球と平板をワンタッチで切り替えができるので、平均的な露出、ピンポイントの露出測定の

使い分けがスムーズです。状況に応じて瞬時に変更できる機構はグッジョブです。

また、本体正面にはシンクロ接点がついているので、万が一でも安心です。

今ではすっかり、無線でストロボ製品をコントロールすることが主流になってきましたが、ストロボの送信機が故障したり、反応しない場合もあります。更には照明のフリッカーが発生している場合、正しい測定値が表示できません。

この場合はシンクロケーブルを使用して測定しなければならないため、シンクロ接点端子は欠かせません。

本体は防滴加工も施されており、小雨程度であれば本体にかかってしまったとしても、問題なく使用できると思われます。

​総評として、所有する喜びを高められるほどの本体の高級感はありませんが、

仕事道具としてあらゆる撮影現場でも活用できる・信頼できる​「光のものさし」であると​私は思います。

02 機能

​露出決定が容易になる機能が盛り沢山

「測定モード」と「ツールボックス」の項目は沢山あります。さすがフラッグシップ機。

あらゆる機能がありすぎて、全ての機能を使い込む人は少ないのではないでしょうか。

​簡単ですが、L-858Dにしかない機能をまとめてみました。

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反射光式 スポット測光(受光角1°)

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​ここから覗く

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​測定範囲​

本体を正面にした時に右側の接眼レンズから覗くと、ファインダー内に黒い○があります。

反射光式で測定する場合はこの黒い◯の中の露出を測定します。L-858Dの反射光式では受光角度1°とピンポイントで測ることができ、

測定方法は「スポット測光」と名付けられています。またファインダー内には液晶もあるので覗きながら測定値を確認することができます。測定範囲はEV‒1(ISO 100)まで測定可能です。

接眼レンズ部分には視度補正ゴムが装着されており、ゴム部分を回転させることによって、視度補正量を変更することが可能です。

視度補正の範囲は-2.5 ~ 1.0Dです。(結構回さないといけません)​

なお、この視度補正ゴムはよく外れやすいので、本体を直にポケットに入れる際は要注意です。​

​フラッシュ光解析モード

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​フラッシュ光解析モード

瞬間光の長さと絞り、閃光波形を表示する機能です。被写体を完全に静止させたいときに重宝する機能です。

t値は0.1〜0.9まで変更できます。

​・ ハイスピードシンクロ(HSS)測定

 ハイスピードシンクロとは、同調速度より高速のシャッター速度で撮影ができる技法です。瞬間的に定常光を作り出すので、

 同調速度の制約はありません。測定の際はストロボ側のテスト発光ボタンを押すのではなく、カメラのシャッターボタンを押す

 必要があります。(ストロボ光はシャッター幕と連動しなければならないため)

・ フラッシュ光電波トリガーモード(GODOX/broncolor/Elinchrom)

 対応するトランスミッター(別売り)をL-858Dに装着すると、発光や光量調整が露出計本体側で操作することができます。

 ワンオペ撮影の際に非常に便利な機能です。

・​フラッシュ光プリ発光回数

  ストロボの中には、赤目防止やフラッシュの光量調整のため、メイン発光の前にプリ発光を行う製品があります。

 このプリ発光を測定しないようにプリ発光回数(キャンセル回数)を設定します。

03 操作

​タッチパネル液晶は「感圧式タイプ」

液晶タッチパネルは、静電式の操作ではなく、感圧式である。したがってスマホのようにサラッと操作するのではなく、

爪先でコツンと押す感覚で操作するのが良いだろう。厳しい環境の中でグローブを着けたままでも撮影に臨めるのはありがたい。

レビュー欄を見ると「タッチパネルの反応が悪い」と書き込みを見かけるが、感圧式に適した操作方法に改善すればスムーズに動く可能性が高いと思われる。要は「慣れ」でしょう。

04 カスタマイズ

​作成中

05 ギャラリー

​撮影中

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